Googleに不正はもう通用しない!「ブラックハットSEO」の種類と今後の対策

Googleの評価基準の推移にともない、サイトのSEO対策の方法も変化しています。

以前は有効な手法とされていた「ブラックハットSEO」が通用しなくなった経緯と、今後効果が上がるとされるSEO対策について紹介します。

ブラックハットSEOとは?

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「ブラックハットSEO」とは、検索エンジン最適化の手法のひとつで、Googleが定める品質ガイドラインに反し、検索エンジンアルゴリズムの穴をついて不正に検索順位を上昇させることです。
ユーザーにとって有益なコンテンツを地道に作成して検索上位を狙う「ホワイトハットSEO」と比べると、かける労力が少なく、高い効果を得られるメリットがあります。

かつて多くのアフィリエイターが用いたブラックハットSEOに、「リンクプログラム」や「スクレーピング」があります。
「リンクプログラム」とは、リンクを用いてサイトの順位を操作することです。
自動生成された文章の中に、特定のサイトへのリンクをアンカーテキストで挿入する手法が挙げられます。
「スクレーピング」とは、他のWebサイトからコンテンツの一部を抜き出し、自分のサイトのコンテンツとして使用することです。
出典:https://support.google.com/webmasters/answer/2721306?hl=ja

過去に行われていたブラックハットSEOの手法とは

過去に行われたブラックハットSEOの手法として以下のようなものがあります。

Webページ内にSEO目的のキーワードを大量に埋め込む

2000年以前によく使われていた手法で、キーワードをただ羅列しただけのコンテンツを作成し、順位を上げることです。検索ユーザーにとって価値のある内容ではないにもかかわらず、検索順位の上位を占有していました。

相互リンク集

相互リンク集とは、自社サイトを相互リンクサービスに登録し、サービスに登録されている他サイト全てからの被リンクを得られる仕組みのことです。被リンクの獲得はSEOに有効な手段として重要だと認識されていたため、かつてはこの手法が横行していました。

Googleは、質が高いとされているページやドメインから被リンクを受けたサイトを、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを提供している良いサイトだと判断します。そうすると、Googleから高評価を与えられ、検索上位に表示される可能性が高まります。
つまり相互リンク集とは、検索エンジンのアルゴリズムの裏をついて、ユーザーにとって有益なコンテンツを記載していないにもかかわらず、検索画面に上位表示させるよう仕組んだ手法なのです。
しかし、現在ではGoogleの検索エンジンアルゴリズムのアップデート(通称ペンギンアップデート)により不自然な被リンクを大量に獲得しているサイトはランク圏外に表示されるようになっています。

コンテンツのスクレーピング

スクレーピングとは、機械的に他者のコンテンツの一部を抜粋し、自身のサイトに掲載することです。
スクレーピングを行ったサイトが、もとのコンテンツを掲載しているサイトよりも上位に表示される場合があります。引用されたコンテンツのほうがコピーコンテンツの扱いを受けてしまい、順位を下げてしまうこともあります。Googleはこのようなスクレーピングの取り締まりを行う目的で、2003年に「フロリダアップデート」を行い、複数ドメインでスクレーピングを行っているサイトをスパムとみなし、順位を大幅に下げるというペナルティを科しました。
出典:https://goo.gl/CjbKPP

http://searchengineland.com/14-is-google-evil-tipping-points-since-2001-10174

ペンギン・パンダアップデートとは

ブラックハットSEOの有用性を下落させる、検索エンジンアルゴリズムのアップデートの導入は、SEO業界に大きな変化をもたらしました。
これまでブラックハットSEO対策を行ってきたサイトは、根本的な軌道修正が必要となりました。

ペンギンアップデートとは

ペンギンアップデートとは、2012年4月に導入されたGoogleの検索エンジンアルゴリズムのアップデートのことです。スパム行為や、ユーザーにとって意味のない相互リンク集サイト、リンク売買など、ウェブマスター向けガイドラインに著しく違反しているサイトにペナルティが科せられるようになりました。ペナルティを受けたサイトは検索順位を下げ、多くのブラックハットSEO対策を行っていたサイトがランクイン圏外に表示されることとなりました。
2014年4月以降も、2012年5月に「ペンギン1.1」、2012年10月に「ペンギン1.2」、2013年5月に「ペンギン2.0」、2013年10月に「ペンギン2.1」、2014年10月に「ペンギン3.0」と、計6回のアップデートが行われました。

パンダアップデートとは

パンダアップデートとは、2011年に導入されたGoogleの検索エンジンアルゴリズムのアップデートのことです。これにより、検索エンジン内でのランク付けが大きく変化し、コンテンツの内容が重視されるようになりました。
現在では、一定以上のコンテンツ量があり、専門的な内容やデータを記載しているサイトが、検索上位に表示されるようになっています。

ペナルティを受けないためのチェックポイント

Googleは引き続き両アップデートを行なっていくと表明しています。
ペナルティを受けないためには、どのような点をチェックすればいいのでしょうか。

Googleのウェブマスター向けガイドラインの「品質に関するガイドライン」に違反する項目として、
「リンクプログラムに参加している」ことが挙げられます。
不自然な相互リンクが多かったり、自動で被リンクが生成されるリンクプログラムに参加している場合は、ガイドラインに違反していると見なされますので注意が必要です。
自分のサイトがペナルティを受けないために、被リンクの状況を定期的に確認するようにしましょう。Search Consoleの「検索アナリティクス」から「サイトへのリンク」を選択すれば被リンクをチェックできます。さらに詳細を確認したい場合には、ahrefsの「site explorer」やmoz社の「Open site explorer」を利用することをおすすめします。
不要な被リンクを洗い出したら、否認のページへ対象URLを入力し、解除を行います。

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Googleの理念とは

検索エンジンアルゴリズムの度重なるアップデートにより、ブラックハットSEOは通用しなくなってきました。
今後のSEO対策では、Googleの理念に沿って質の良いコンテンツを作ることが大切です。

では、Googleの理念とは、どういうものか見てみましょう。

 

“ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。“

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出典:https://www.google.com/intl/ja_JP/about/company/philosophy/

 

Googleはユーザーの利便性を第一に考えています。
ユーザー視点の情報を提供していくというGoogleの姿勢が、検索順位に反映されるようになったのです。

SEOの今後の動向

Googleに評価され検索順位を上げるためには、ユーザーの利便性を考慮したページを作る必要があることがわかりました。では、ユーザーのためになるページとは具体的にどのようなページなのでしょうか。

基準のひとつに、ページ内のコンテンツ量と専門性、網羅性があります。
よくある間違いとして、文字数の多いコンテンツが評価されるという認識がありますが、そうとは限りません。
ユーザーのニーズに応える情報を網羅的かつ専門的に記載した結果、情報量が多くなり、文字数が多くなることはありますが、それはあくまでも内容を充実させたためであり、文字数を増やすことが目的ではないのです。

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例えば、「カレーライス」というクエリの関連トピックはレシピ、カロリーに関する情報、材料に関する情報であることがわかります。各トピックについて専門性をもって情報を深堀りして記載することで、文字数も自然と多くなります。

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検索結果の1位はクックパッドのカレーライスのカテゴリページです。
クックパッドのページを見てみると、レシピ、材料の情報を専門的に掲載したページを多く作成しています。
検索結果の2,3位はウィキペディアのページですが、こちらもレシピや材料に関するコンテンツが掲載されており、網羅性、専門性の高いページとなっています。

以上の点を意識してコンテンツを作成し、検索上位を狙いましょう。